皆さん、こんにちは。20年以上英語学習と英語教育に携わっている「わびさび」です!
「英語学習のやり方は知っているよ。でも続かないんだよね~!」という方に向けて、多忙な中でも効率良い学習方法や、毎日継続するコツ、モチベーションアップの方法についてお届けしています。
本日は、「完璧主義をやめる」ということをおすすめしたいと思います。
完璧主義をやめるべき理由
なぜ完璧主義が障害となるのか?私が考える理由は以下の通りです。
語学は範囲が広すぎて、完璧にはできないもの
英語の勉強を隅々まで完全に勉強したいという人がいるとします。
でも、きちんと細かいところまで学習したいということにこだわりすぎると、逆にすぐにストップしてしまうかもしれません。
語学学習というものは、きちんと完璧にはできないものだと思います。
例えば、中学校や高校で学習する、社会科とか理科とか、テキストの何ページから何ページまでがテスト範囲で、その部分をしっかり理解して暗記すればできるようになるというものではありません。
語学というものは、学習すべき範囲がとてつもなく広いですし、完璧に勉強しようとしたら、人生が終わってしまいます。
母国語でも完璧にはならない
自分が話す日本語も完璧にできているかといえば、できていません。
私は英単語をたくさん覚えた後、多くの漢字を忘れてしまい、読めるけど書けない漢字は数えきれないほどあります。
母国語ですら完璧にできないものなので、外国語を完璧にすることは、相当の努力が必要です。
通訳や同時通訳者を目指す人以外は、ビジネスレベルで、わかりやすくて伝わる英会話力のレベルを目指して、完璧に極めるというのは、優先順位的には後回しで良いのではないかと思います。
どのような心構えで取り組むと良いのか?
以下の2つは、おすすめの対処法です。
3歩進んで2歩下がるの気分
人間の脳は、上手くできていて、良いことも悪いことも翌日には結構忘れるようになっています。
嫌なことも一晩寝れば忘れますが、英単語や覚えた英文も、翌日には忘れているものです。
いくら完璧に覚えたとしても、時間がたてば忘れる、これのくり返しですから、最初から、「3歩進んで2歩下がる」ものだ!ということを念頭に置いて、勉強すると気持ちが楽になるのではないかと思います。
完璧にやろうという気持ちを持つことは大事だと思いますが、それにこだわると前にすすめなくなりますから、大体このへんでいいか!といった感じで、ゆるくても良いのでとにかく毎日少しでもいいから続けることを最優先にすると良いと思います。
中身よりも継続を優先する
「ああ、今日はダメだったな~!」と少々後悔するような日があったとしても、気にせず、少しでもいいから、単語1つでもいいから、前に進むということですね。
忙しすぎて時間がとれなかったことを悔やむのではなくて、完璧主義な人はそこで「くそー!」とか思ってしまうのかもしれませんが、そんな時は、「そんな日もあるさ!」と開き直って、悔やんでいる暇があったら、明日のための前向きな計画でも立てた方が良いと思います。
まとめ
今回は、完璧主義をやめるということについてお伝えしました。
覚えたのに忘れるのくり返しで、嫌になることも多々あるのですが、とにかく、一日、1歩でもいいから続けること、継続することで発見があったり、創意工夫が生まれたりしてゆきます。
ぜひ、ゆるくてもいいから毎日続けるという気持ちで取り組んでみたらいかがかなと思います。