パブリックスピーキング 英語スピーチ

英語30秒スピーチ練習のすすめ【1人練習でスピーキング力アップ】

英語のスピーキング力をアップさせる方法はたくさんあると思います。

今回は、その中でも、「英語スピーチ」に焦点を当てて、英語で30秒で話すスピーチ練習について、おすすめしたいなと思っております。

 

私は、英検1級の二次試験(英語で2分スピーチ & 質疑応答)の対策として、英語スピーチのクラブ活動に参加しはじめました。

きっかけは試験対策というものだったのですが、今は英語スピーチの楽しさに、どっぷりとはまってしまいまして、今でも毎週楽しく英語スピーチの練習を続けています。

 

そんな自分のこれまでの経験から、30秒スピーチを練習するメリットや効果、具体的な練習方法などについてまとめてみました。

 

Contents

30秒で英語スピーチをするメリットや効果

1人の経験者の例でありますので、英語学習者の皆さんに当てはまるかどうかはさておき、なぜ30秒のスピーキング練習が効果的だったかを振り返ってみたいと思います。

 

英語試験の2次試験対策(面接対策)に有効

英語で30秒で話をまとめるスピーチ練習は、主に全国通訳案内士試験の2次試験の前に行いました。

また、英検1級対策を行っていた時期にも、30秒で話をまとめる練習は、よく行っていました。

 

自分としては、この時の日々の訓練が、スピーキング力アップに役立ったのではないかと強く感じています。

 

スピーキング力に関しては、まだまだ理想には程遠いレベルにいますので、偉そうなことは言えないのですが、苦労して練習したことは、今でも役立っているということは言えると思います。

 

英検1級に関しては、2分スピーチをすることが課題なので、30秒では足りないと思われるかもしれませんね。

しかし、スピーチというのは、2分のうち、イントロダクション、ボディ、コンクルージョンと、3つの部分で構成されています。

 

ボディの部分では、2つくらいポイントを挙げて説明をしたりするので、各部分を30秒以内にまとめることができれば、約2分のスピーチの出来上がりです。

 

伝えるべきことを、簡潔でわかりやすく、的確に伝えるというスピーキング力は、社会生活のさまざまなコミュニケーションの場面で役に立つと、私は思っています。

 

話を聞く側の身になって考えられる

1つのポイント(伝えたいこと・主張)について、何分にもわたって話を聞くことは、話を聞いている人の側に立って考えてみると、疲れるものではないかと思います。

 

1つのアイデアでしたら、30秒くらいで手短にまとめてもらえると、聴いている方にとっては、楽で理解しやすいと思います。

 

私も、通訳案内士の仕事をしている際には、さまざまな質問が外国人観光客の皆さんから出てきます。

その際に、「えー」、とか、「うー」とか、悩みながら、ダラダラと何分もかけて長い説明をしても、誰も興味を持って聞いてくれないです。

 

質問されたら、できるだけ即答で、わかりやすく簡潔に答えて、その後に、状況に応じて詳しい説明を加えていくという形の方が、興味を持って聞き続けてくれるようです。

 

コミュニケーションの相手は、できるだけ早くてわかりやすい説明を求めるものです。

ですから、まずは手短に、ポイントを押さえて、相手の聞きたいことをまとめて話すという力を身につけられると、いろいろな場面で役立つのではないかと思います。

 

本当に伝えるべきことを凝縮できる

30秒とか1分以内に何かを伝えなければならないという練習をすると、まず、情報をどうやって落としてゆくのか?という壁にぶつかります。

 

最小限の情報に限ると、伝えたいことの多くを削らなければなりません。

そのプロセスの中で、最も重要なことが何なのかと、ポイントをおさえて、的確に伝えられる力が身についていくと思います。

 

10分かけて、言いたいことを全部盛り込んで話したとして、相手にしっかり伝わっているかどうかは別の話になりますね。

逆に、たった30秒や1分の言葉の中に、重みのあるメッセージを良い言葉で表現することで、ズーンと心に響く話をできることもあります。

 

的確に伝えられるにはどうしたら良いのかと、短い時間で言葉の選択、語順、構成などを工夫することで、良い頭のトレーニングができます。

 

1人でアウトプット練習ができる

2分スピーチを作ると考えると、とっつきにくい感じがあり、気が進まない人も多いかもしれませんが、たった30秒だけ英語で話すと考えると、ハードルが低く感じますね。

 

練習も、30秒をタイマーを使って行うことで、集中してスピーキングに取り組むことができます。

 

すき間時間を利用して、いつでもどこでも練習できると思いますので、英会話に通っていなくても、しっかりアウトプット練習に役立つでしょう。

 

 

30秒で英語スピーチを練習しよう!【おもしろお題リスト】

30秒で即興スピーチの練習ができそうなお題(テーマ)を、ランダムに挙げてみました。

  • What is your nickname? あなたのニックネームは何?
  • What does your name mean? あなたの名前の由来は?
  • What is your town famous for? あなたの町はどんなものが有名?
  • Do you have a dream? 夢はある?
  • What's your favorite sport? お気に入りのスポーツは何?
  • Do you collect anything? 何か集めているものはある?
  • Is there a person you respect? 尊敬する人はいる?
  • What is your goal? あなたの目標は何?
  • What kind of Japanese food do you recommend? おすすめの日本食は?
  • Is there a book you want to recommend? おすすめの本は?
  • What's the most moving experience? 一番感動した経験は?
  • Is there anything you would like to try? 何かやってみたいことはある?

 

30秒英語スピーチのすすめ・まとめ

今回は、30秒という限られた時間で英語を話す練習の有効性をご紹介しました。

 

30秒から1分くらいで話すクセをつけるには、普段から、ポイントを押さえて聞いたり話したりするクセをつけることが大事だと思います。

 

何時間も話すような練習は大変ですが、すき間時間を有効活用してできるアウトプットの良い練習だと思うので、ぜひトライしてみてください。

  • この記事を書いた人

あさひ

北陸は福井の全国通訳案内士&英語講師。 大学時代に1年間の語学留学を経験。 その後、働きながら独学で英検1級と全国通訳案内士試験合格。 英語学習者の1人として、英検や通訳ガイド試験対策、英語の学習方法やモチベーションの維持に関することも発信中! 2000年から英語講師 → 2009年から全国通訳案内士 → 2021年から英語教室運営スタート

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