英語学習者の日々の学習を応援する目的でこのブログを書いています。
以前に、「英検1級に受かるには?」というタイトルで、合格のための目標の立て方や心構えについて、私が合格する前に行っていたことを紹介いたしました。
あれから時間が随分立ってしまいましたが、今回からは、英検1級に合格するために私が立てた「作戦」について、数回に分けてシリーズ化してご紹介したいと思います。
目標の立て方や心構えについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、ご興味ある方はご覧ください。
関連リンク英検1級に受かるには①【合格前に作成していた目標と心構えを公開】
作戦の見える化・目標を忘れること防止策
このページのトップの写真は、私が合格前に作成していた作戦をエクセルにまとめた表です。
(*表示方法だけ整えましたが、その他は全く修正せずそのままの状態を公開しています。)
記憶は薄れつつありますが、毎日この表に沿って、進捗状況をチェックしながら勉強を続けていたのだと思います。
目標を立てることは簡単ですが、毎日目標を見続けることは難しいです。
明日になれば、気持ちは変わりますし、時間がたてばたつほど、思いも薄れていきます。
特に、過酷な勉強となれば、逃げだしたい気分にもなりますし、楽をしたい自分も常にいるわけです。
そのような逃げてしまう自分を追い込むため、目標から目をそらしてしまうことを防ぐために、毎日、自分の今の目標は何か?という原点に戻って、今日、自分がすべきことは何か?ということに焦点をしぼって生活していたと思います。
資格試験合格のためには、一点集中が良いと思います。
あちこちいろいろなことに手を出さず、自分で決めた1つの目標に徹底的に取り組んでみましょう。
勉強に取りかかる前・事前準備編
英検1級の勉強のための作戦として、事前準備として書かれていることを、拡大して切り出してみました。
以下の3つのポイントが書かれていました。
計画の細分化と明確化
勉強をスタートするにあたり、目標は英検1級と設定しましたが、ただ目標だけを立派に掲げて、「絵にかいた餅」の状態になっていては、何も意味がありません。
「具体的にどういう作戦を立てて、どういう行動をとるのですか?」と自分に問いかけてみましょう。
私は、合格までの長期的な流れを想定して、合格までの道が、未熟な自分にとって果てしなく遠く感じたので、目標を小さく分けて、細分化・明確化に取り組んでみました。
計画を立てても、眺めているだけで実行しなければ、前には進みません。
ですから、「即実行!」と書いてあります。
「決めたら即実行!」これは鉄則です!
走りながら、上手くいかなければ、改良改善をしつつ、勉強方法を変えていけば良いのではないでしょうか。
上手くいかなかったら、その時、やり方を変えたらいい。
何もしないこと、ただ「受かったらいいな~」と妄想していること、これが一番ダメな時間の使い方だと思っていました。
ですから、実行しやすいような作戦を立てて、すべきことに意識を集中できるように工夫することが大切だと思います。
必勝ノートに記録しながら進める
私はかなりの記録魔で、何でも記録する癖があります。
完全に毎日書いているとは言えないまでも、日記も20代の時から続けていますし、とにかく記録するのが好きです。
英検前ももれなく記録魔でしたので、「必勝ノート」というものを作成して、勉強の進捗などの記録をつけていたようです。
勉強方法の中で、自分で試してみて、どうしてもやりにくいことは改善する必要があるので、記録したことを試行錯誤のための情報として活用していたのでしょう。
毎日記録をすることは、前に進んでいる感覚を得られるのでおすすめです。
今日は調子が悪いとか、集中できないとか、毎日勉強を続けると、調子の悪い日もあります。
でも、最低限、何かをメモするだけでも、毎日続けてきたという気持ちを維持することができます。
ここまで毎日続けてきたんだから、たとえ今日1日でも休んでしまったら学習が途切れてしまって、これまでの努力がもったいない、という気持ちになれます。
整理整頓の徹底
勉強と整理整頓の徹底が、どんな関係にあるのかと思われるかもしれませんが、私は整理整頓をとても大切にしています。
英語の勉強を始める際に、例えば、「手近なところに辞書がない」とか、「必要な本を探さないといけない」とか、面倒なことが一番にあると、スタートする気が起きません。
面倒なことをできるだけ減らすために、常日頃から整理整頓を心がけることは大切だと思います。
特に、英検1級レベルの情報量は大変多いです。
リーディング用の教材、リスニング用の教材、語彙力増強のための教材、インターネット上の教材など、教材の種類は多岐にわたり、教材の量もすさまじいものがあります。
山積みになった教材を見て、やる気が起きるでしょうか?
きちんと整理整頓をこまめに行うことで、今日すべき勉強の分量がわかりやすくなりますし、今日はこれだけを徹底的にやろうと思えば、余計なことをあれこれ考えず、勉強に集中できます。
環境を整えることは、学習者にとって、基本中の基本ではないかと思います。
少しでも良い環境を整えることを心がけて、集中できる状態を創り出すために、整理整頓はおすすめです。
英検1級に受かるには②作戦編・まとめ
何かの目標に向かって努力する時、毎日、すべきことが見える状態にして、忘れないようモチベーションを維持するということが大切だと思います。
そのためには、毎日、自分が目標を意識できるように工夫する必要があると私は考えていました。
紙にすべきことを具体的に書き出して、あとはそのレールに沿って、淡々とすべきことをこなすという状態に自分を動かしていったのだと思います。
語学の勉強は終わりのない旅のような、果てしない戦いに思えることが多々ありますが、必ずできる、という気持ちをもって、前に進んでいる感覚を大切にして、自分を鼓舞しながら、明るい気持ちで学習に取り組みましょう。