考え方・思考習慣

第二領域に英語を入れる方法【『7つの習慣』に学ぶ英語学習時間管理】

世界的ベストセラーであるスティーブン・コヴィー博士の『7つの習慣』という本を読まれた方も多いと思います。

私も20代前半の時にこの本を読んで、目から鱗の落ちる思いをした記憶があります。

 

特に、第3の習慣である「重要事項を優先する」という章に関しては、ものすごい学びがあり、この第3の習慣だけを1冊にまとめた本も一気読みして深く学びました。

 

限られた時間の中で、効率的に何かの学習を続けてゆくためには、時間管理が不可欠ですね。

今回は、7つの習慣の時間管理術を応用して英語学習の時間を作り出してきた方法についてまとめてみました。

 

 

Contents

時間管理のマトリックスを理解しよう!

「7つの習慣」の本で取り上げられている第三の習慣は、「重要事項(最優先事項)を優先する」という習慣です。

そちらで紹介されている有名な「時間管理のマトリックス」という表があります。

簡単にいうと、時間の使い方について、重要度と緊急度という指標を使って、4つの領域に分けています。

 

【第1領域】重要でかつ緊急なこと

  • 締め切りがある仕事
  • クレーム処理やトラブル対応
  • 病気や事故、災害など

【第2領域】重要だが緊急ではないこと

  • 人間関係の構築
  • 健康維持
  • 準備や計画
  • 勉強や自己啓発
  • 品質改善

【第3領域】重要ではないが緊急なこと

  • かかってくる電話
  • 突然の訪問客対応
  • 多くの会議や報告書
  • 無意味な付き合い

【第4領域】重要でも緊急でもないこと

  • 暇つぶし
  • 待ち時間
  • テレビ
  • 単なる遊び

 

第二領域とは?

第二領域は、上記に書いたように、重要だけれど今すぐやる必要はない緊急性の低いことです。

しかし、しかし、しかーーーーし、ですね、この第二領域の時間を作りだすことで、無意味な時間が激減するのです。

これを知った時の衝撃たるや、ブログでは表現しきれません。

 

しかも、この第二領域の時間の大きな特徴の一つは、「予定に入れて時間を確保しないと、他の時間に補充されてしまう」ということ。

 

あくまでも緊急ではない活動なので、自分で意識してあらかじめ予定を入れないと、後でやろうと思っていても、いつの間にか無くなってしまう時間なのです。(←こことっても大事!)

 

「英語の勉強しなきゃな~」と思っていても、後でやろうと思っている間にテレビが面白くてずるずる見ていて、いつの間にか一日が終わっていたということはないですか?

 

勉強の時間は、緊急ではない時間なので、最初に確保しておかないと、いつの間にかすぐに無くなってしまいます。

このことを知っておくだけでも、時間の使い方が少し上手くなるのではないかと思います。

 

だから、私はモチベーションを維持するための勉強会等の時間を、わざわざ週に1回は作るようにしています。

時間を作らないと、大切な勉強の時間はいつの間にか無くなってしまうから。

そして、モチベーションもいつの間にか下がってしまうからです。

 

やる気を維持するためには、やる気を維持する工夫が必要であり、そのためには、やる気を維持する時間を確保することが大切だと思います。

 

 

第三の習慣「重要事項を優先する」のポイント

先ほど、第二領域の時間を作ること、もしくは、増やすことで、無意味な時間が減ると書きました。

この理由は、第二領域の時間を確保することによって、第1領域や第3、第4領域の時間が減ることにつながるからです。

 

例えば、第二領域の「健康維持」に焦点を当ててみましょう。

第二領域の健康維持のための活動を挙げてみます。

  • 運動や筋トレ
  • ストレス解消
  • 栄養の勉強・バランス良い食事
  • 病気予防の勉強
  • 規則正しい生活
  • 歯磨きや手洗いうがいなど予防

このような時間は、緊急ではないので後回しにしている間になくなってしまうものですが、あえてこれらの時間を作りだすことによって、虫歯予防、風邪予防、大きな病気の予防となり、緊急入院するなどのリスクが減る可能性があります。

 

病気になると仕事や勉強ができなくなりますし、時間やお金の大きな損失となります。

 

これを勉強にも置き換えてみますと、勉強の計画を立てたり、やる気をアップする時間を確保することで、テレビの時間が減ったり、無駄な飲み会に参加することをやめたりできるのではないかと思います。

 

英語スキルアップのための第二領域の活動

ここまでのことをふまえて、私がおすすめしたい英語学習のためにあえて作り出してきた時間が以下の3つです。

 

心を高める時間をもつ

私は目標を設定して、その目標を達成するには、強い意志の力が必要であり、更にその意志を持ち続けることが近道だと思っています。

そのためには、毎日忘れてしまわないように、くり返し思い出すことが大切だと思います。

 

勉強をする時間が3時間あるなら、全部を勉強に充てても良いですが、例えば、そのうちの20分は自分を高める時間に充てると、残りの時間の勉強効率が上がると感じています。

 

私はすぐに忘れるお気楽な勉強家タイプなので、どうしても達成したかったことは紙に書いて、目につくところに貼っておいたり、手帳に小さく書いたものを常に持ち歩き、定期的に見て思い出したりして、やる気の維持に努めました。

 

「なぜそうなりたいのか?」と自分が考える目的を書くこと。

そして、ワクワクするよう夢を書くこともおすすめです。

 

自分だけの小さなメモを作って、毎朝、毎晩、こうなると唱えてみる。

できれば24時間、寝ても覚めてもそれが実現している自分を思い描いて、「もう達成しているぞ!」という気分でいられれば、勉強の効率も良くなることと思います。

 

計画・戦略を立てる(見直す)時間

戦略を考えて計画を立てることは、勉強に限らず仕事においても大切だと思います。

やみくもに取り組んでも効率が悪いですし、集中できなかったりします。

 

計画を立ててばかりで実践しなければスキルアップはできないと思いますが、計画を立てて、それに沿って淡々と実践することは重要です。

 

いついつまでに、どれくらいの量をこなしているべきなのか?

自分が前に進んでいるのか、後退しているのか、定期的に見直しながら勉強を進めることで、より濃い勉強時間になると思います。

 

整理整頓の時間

勉強効率を上げるために、整理整頓の時間を作ることもやってきました。

整理整頓することで、何が重要なのかが見えてきます。

 

仕事においてもそうですが、学習を進めてゆくと、膨大な情報量がたまっていきます。

それを定期的に整理整頓することで、スッキリした気分で勉強に臨むことができ、最終的に勉強効率が上がると思います。

 

『7つの習慣』に学ぶ英語学習時間管理・まとめ

英語学習を続けるにあたって、モチベーションの維持は大切だと思います。

 

今回は、限られた時間を上手く使い、更に、勉強効率も最大限にするために私が経験して効果のあった方法の一つをご紹介しました。

これから英語学習を続けてゆかれる方の参考になれば幸いです。

 

  • この記事を書いた人

あさひ

北陸は福井の全国通訳案内士&英語講師。 大学時代に1年間の語学留学を経験。 その後、働きながら独学で英検1級と全国通訳案内士試験合格。 英語学習者の1人として、英検や通訳ガイド試験対策、英語の学習方法やモチベーションの維持に関することも発信中! 2000年から英語講師 → 2009年から全国通訳案内士 → 2021年から英語教室運営スタート

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