私が英語スピーチを趣味で学び始めたのは、2014年10月、そして、2020年の現在も楽しくスピーチの練習を続けています。
大好きな英語スピーチについて、前々からスピーチを掘り下げてシリーズ化して書いてみたいな、と思っておりました。
現在の日本社会ではあまり需要が無いと思いますが、きっとこれからはスピーチの重要性が増すであろうと信じて、需要はなくても重要だと思うことをやっていきたいなと思います。
今回は、最初ということで、アメリカで留学していた時に学んだパブリックスピーキングの基本のようなことをご紹介できればと思います。
パブリックスピーキングの授業とは?
日本の大学をしばらく休学して、アメリカに1年間留学をしていた時ですが、大学付属の語学学校で学んでいました。
当時、その語学学校では、学生の英語レベル(基本的にはTOEFLスコア)に合わせて、クラスがレベル1からレベル6まで分かれていました。
レベル5から6のクラスに移った時に、時間割の中に、見たことのない授業を発見しまして、その授業のタイトルは、「パブリック・スピーキング」というものでした。
レベル6のクラスは、間もなくアメリカの大学や大学院に入学する留学生でいっぱいです。
アメリカでは高いコミュニケーション力や、パブリックスピーキングのスキルを持つことが、仕事にも有利に働くような社会風潮があります。
当時は、リスニング力は、まだマシでしたが、スピーキング力が伸び悩んでいたので、迷わずその授業に申し込みをしました。
この「パブリックスピーキング」という授業が本当に面白かったです。
このコースは、多分10数回の授業があったと思うのですが、スピーチの作り方を、初歩の初歩から教えてくれました。
そして、コース半ばで1回スピーチを各自が聴衆の前で披露して、最後にもう1回、集大成として全員の前でスピーチを披露するというものでした。
ですから、全員に2回、聴衆の面前でスピーチをする機会が与えられまして、それを免れることは誰もできません。
2回の実践の場を経て、机の上で学ぶより、人前で実際にスピーチする方が、はるかに学びは大きいと感じました。
スピーチの作り方・具体的テクニック
スピーチの作り方として、その授業では、以下のような基本的なことや具体的なテクニックを教えていただき、ものすごく積極的に吸収した覚えがあります。
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スピーチテーマの選び方
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スピーチの構成の基本
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説得力を増すためのテクニック
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聴衆を惹きつける導入部分のコツ
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聴衆を意識する必要性
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力強い結論の導き方
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くり返しの効果的な利用方法
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決まり文句の挿入
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引用文の使い方
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伏線を入れる効果
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ユーモアを効果的に取り入れる重要性
上の項目の1つ1つに関しては、今後、具体的に別のブログ記事にして紹介していけたらと思います。
関連リンク英語スピーチの始め方【効果的なイントロダクション】
関連リンク英語スピーチテーマ集
スピーチを作る際、具体的テクニックはさまざまありますが、要するに、スピーチというものは、聴衆の心を動かすものであるということを心に留めておくと良いと思います。
そして、1つのメッセージを伝えるものであるということ。
具体的には、最初に結論をはっきりさせてから、その結論を強く訴えるために体験談などを盛り込んだり、引用を利用したり、さまざまなテクニックも駆使しながら、聴衆に訴えかけるものだと思います。
自分の言いたいことを聴衆の皆さんに聞いてもらうというものではなくて、聴衆の皆さんが聴きたがっていることや、「なるほど!」と思うこと、感動するであろうことなど、相手の立場に立って作るものであることが大切です。
スピーチデリバリー
そして、もう一つ大切なことは、スピーチは、紙に書いて作っただけではスピーチとは言えないということです。
紙に書いただけのスピーチでは、人の心を動かすことができません。
そして、紙に書いたものを、棒読みするだけでは、何の面白みも感動も生まれないでしょう。
聴衆を前にして、しっかりとアイコンタクトをとりながら、時にはジェスチャーも交えながら、わかりやすい話し方で話すこと。
更に、よく通る声と明確な発音で、心からメッセージを届けようとしなければ、良いスピーチとは言えないと思います。
スピーチには1人で黙々と行う練習と、人前で場数を踏む練習が必要だと思います。
スピーチの作り方①・まとめ
今回は、パブリックスピーキングや、スピーチの基本的な概要について、アメリカで学んだことを中心にご紹介しました。
私も、今現在、スピーチの学習者という立場でありますが、スピーチスキルの重要性は今後ますます高まると思っています。
これから、スピーチに関することも少しずつ発信してゆけたらと思っておりますので、ご興味ある方は、また訪れてみてください。