ゴールを設定して、それを必ず達成する人は、大きな目標を具体的な小さなタスクに分解して、1つずつ取り組んでいると思います。
例えば、マラソンランナーであれば、1kmや100m、1歩の積み重ねによって、42.195kmのフルマラソンを完走するわけで、英語学習でも、そのようなことが当てはまると思います。
小さなコツコツの積み重ねが、いずれ大きな差につながると思います。
今回は、資格試験までにどのように勉強時間をすごすか、といった英語学習計画のテンプレートをご紹介したいと思います。
あくまでも、個人の経験に基づく1例ですので、そのような方法もあるのかといった感じで、参考にしていただければと思います。
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目標は日付と共に必ず書こう!
目標は、鮮明に自分がそれを達成した状態をイメージできるくらい、くり返し自分の中に刷り込み続けることが効果的だと思います。
朝起きたら、猛ダッシュで勉強にのめり込むことができるくらい、自分はこの試験に臨むのだ!と。
周りの人々がドン引きするくらい、何かに向かって没頭するという時間は、貴重な時間だと思います。
そして、その費やした時間というのは、人生の中できっと、後で振り返ってみると「キラキラしていた時間」になるのではないか、と思います。
達成したイメージを持つためにも、具体的な日付を決めて、そのゴールの日までに、与えられた時間をどう使うのか、といったことを考えて作戦を立てる必要がありますね。
英語学習計画テンプレートの例と学習内容
こちらは、昔、自分が資格試験前に作成していたスケジュール表を参考に、理想的なものを再現してみました。
もちろん、いろいろと予定が入ってきて、このスケジュール通りに必ず進むわけではないのですが、いくつか役に立ったコツがありますので、シェアしてみます。
学習内容は?
今回の例は、英検ですので、参考までに英検対策で行った学習について挙げてみます。
語彙・文法
- 単語や熟語の暗記(インプット・アウトプットのくり返し)
- 過去問を解いて、誤答ノート作成し、くり返し復習
- 練習問題を解いて、誤答ノート作成し、くり返し復習
- オリジナル語彙リストの作成
などなど、とにかく暗記すべきものに関しては、すき間時間をフルに利用して、覚えられる限り、覚えました。
読解
- 過去問を解いて、知らない語彙をノートに書き出し、定期的に復習
- 練習問題を解いて、知らない語彙をノートに書き出し、定期的に復習
- 英語エッセイや英文記事の多読や精読
読解は、早く理解できることが重要ですので、多読や精読、また、同時に語彙力の増強も大切です。
英作文
- 過去問を解く
- 出題されそうなテーマに関して、知識や教養を高める
- 表現方法については、ネイティブチェックを受ける
- 使える表現を集めたオリジナルノート作成
リスニング
- 過去問を解く
- 問題集を解く
- 海外のニュースや映画、ドラマなどを英語で聞く
- アルク社の「English Journal」を教材として学ぶ
- 海外のニュース動画サイトを利用
- アプリ利用
リスニング力は一朝一夕には伸びると思えないので、継続的に毎日聞くことをおすすめします。
スピーキング(2次面接対策)
- 英語上級者たちと週に1回英語で話す
- ネイティブレッスンを受ける
- 日本語から英語へのアウトプットの独り言を毎日続ける
- リスニング学習で学んだ表現を使って覚える
学習計画を立てるための3つのコツ
ここからは、学習計画を立てる際のコツのようなお話です。
私個人の経験談に基づいているので、誰にでも当てはまるわけではないと思いますが、ご参考までに。
計画には「ゆとり」をあらかじめ確保する
計画を立てては、挫折して、また計画を立てて、さらに挫折する、そういったことをくり返していた時期もあります。
仕事が忙しいという理由もありましたが、計画が「絵に描いた餅」のような状態になっていると、そういう状態に陥ってしまいます。
ですから、あらかじめ、挫折しないように、余裕をもった計画を立てておくと良いと思います。
例えば、平日できなかったことを補う時間を、土日や祝日にあらかじめ組み込んでおくということが良いのではないでしょうか。
また、タスクをできるだけ小さく分解して、小さな1つでも達成したら、ハンコを押したり、シールを貼ったりして、自分の進度を見える化したり、達成感を味わえる工夫などをするのもおすすめです。
スケジュールがタイトすぎると、疲れてしまって長続きしません。
特に、英語学習は終わりの見えない、長丁場の戦いになるので、その長期戦に向けて、徐々に勉強習慣を構築してゆくことが大事だと思います。
アウトプットの時間を先に確保する
語彙の暗記とか、リスニングというのは、取り組みやすく、すき間時間でも学習できるので比較的手軽に学習が進められます。
しかし、英作文とか、スピーキングとなると、1人では、自分を甘やかす方向に進んでしまいがちで、進まないことが多かったです。
ですので、それを防ぐためにも、環境を整えることにしました。
抵抗がある学習については、「やらざるを得ない環境を作る」ということです。
スピーキングに関しては、1人では安きに逃げてしまう傾向があったので、ネイティブレッスンを週に1回受けました。
その日までに、作文を書いて、暗記して、当日それを発表するようなレッスンをお願いしてありました。
ですから、週に1回は、どんなに気分が乗らなかったとしても、暗記して、暗唱して、発表をさせられるという状況に追い込まれました。
というか、自分でそういう環境を望んで作り出したわけです。
同様に、スピーキングに関しては、現在も引き続き「英語のスピーチクラブ」に所属しており、週に1回は英語を話さざるを得ない環境にあります。
もしご興味ある方は、オンラインでのスピーチメンバーも募集してますので、こちらまでご連絡くださいませ!
スピーキングの時間や英作文の時間は、自分にとっては面倒なことだったので、もし環境を作っていなかったら、気分が乗らずズルズルと何もしないまま時間だけが過ぎ去っていたかもしれません。
バランスをとる
24時間の与えられた時間を、どのように使うかということは、自由ですし、あるだけの時間を全部勉強に使いたいと思うかもしれません。
しかし、バランスが大事だと思います。
勉強ばかりしていて、家族との時間や、ジムに行って汗を流す時間が取れないとなると、幸福度が下がったり、健康を維持できなくなるかもしれません。
ですから、あくまでも勉強は生活のリズムを整えて、その上で適度に組み込むことが大事だと思います。
運動をすることで、集中力が上がったりしますし、身体が健康であることで、理解力や記憶力にも良い影響があるのではないかと思います。
また、家族や友人、会社の人からのサポートも必要なわけですから、メリハリをつけて、バランスよく計画を立てることが成功の秘訣ではないかと思います。
英語学習計画テンプレート・まとめ
今回は、英語学習のための計画を立てる際に役立ちそうな学習計画テンプレートをご紹介しました。
1人1人、能力も異なりますし、進度にも個人差がありますので、日々、工夫をして、改良改善を行い、自分に合った勉強方法を見つけて取り組んでみてはいかがでしょうか。