プロ通訳案内士への道 通訳案内士

通訳案内士が合格後に仕事を得る方法【その4】現役ガイドの実体験

通訳案内士が合格後に仕事を得る方法というテーマで私の実体験をシリーズでお届けしております。

今回は、「フリーランスとして仕事を得る方法」について、ご紹介したいと思います。

 

本題に入る前に、前提として、試験合格後すぐに、フリーランスとして独立して仕事を始められる人は限られていると私は思います。

試験に通ったからといって、いきなりフリーランスとしてガイドの仕事をバリバリできるとは思えない、という意味です。

 

合格後すぐにフリーランスとして活躍できる人はこんな人

あくまでも、私の持論ですから、参考までに読んでいただければと思います。

例えば、元々どこかの旅行会社に所属していて、その会社で数年以上の経験があり、語学も得意なため、通訳案内士試験を受験し、合格した場合。

もしくは、元々通訳やボランティアガイドのような仕事をしていた場合。

 

このような方は、下積み経験がしっかりありますし、資格取得によって仕事の幅を更に広げられるわけですから、フリーランスとしてすぐに独立してもやっていける可能性があると思います。

つまり、観光業の業界についての知識や経験は重要だということです。

 

また、元々、専門分野がはっきりしていて、日本人にも外国人にも案内やプレゼンテーションなどをすることが多い職業に就いておられる方。

外資系企業の営業マンや、海外取引の多い企業の営業マンなど、対人折衝能力が求められる職業の方です。

 

このような方は、人前でわかりやすく話すことに元々慣れておられますし、普段から仕事で外国人に接するわけですし、臨機応変さが必要とされる観光業でも、いきなりフリーランス、可能だと思います。

 

通訳案内士が合格後に仕事を得る方法【フリーランスとして仕事を得る】

以上の前提をふまえて、本題に入りたいと思います。

ここからは、現在の私が考える、あくまでも個人的な経験から紹介する内容となります。全員には当てはまらないと思いますので、参考情報としてお読みください。

 

個人的なネットワークを広げる

身近な人間関係から仕事を得ていく方法です。

例えば、同じ都道府県で仕事をしている通訳ガイドの知り合いが増えると、仕事の情報や実際の仕事の機会も得られるかもしれません。

 

また、何らかの団体に所属したり、国際交流に関わる方々との人脈を作ったりして、人間関係が広がってゆけば、そのようなつながりの中から、仕事の機会が増える可能性もあります。

 

大切なことは、自分の人脈、個人的なネットワークから依頼が来た仕事を、しっかりこなし、実績を作ること、良い結果を出すことです。

一つ一つの仕事で、信頼を築き上げてゆけば、徐々に他の方にも知られて仕事の機会が多く巡り合えることになるでしょう。

 

観光地に営業をする

ホテルや観光名所、外国人が好む観光地を中心に下見を兼ねて営業に行ってみるというのも一つの方法です。

観光地を訪問して、お店の方やその観光地の責任者と顔見知りになっておくと、何かしらの仕事につながる可能性はあります。

 

ホテルであれば、ガイドを必要とするお客様が現れた時、電話をくれるかもしれません。

また、外国人にもっと来てほしいと考えている観光地もあるでしょう。

そのような観光地の方と知り合いになることで、ガイドやその他の依頼が来る可能性もあります。

 

SNSやブログで発信する

ブログやSNSで、自分は通訳案内士をやっているということを発信することも大切だと思います。

私も本当は嫌味に思われそうで、職業とかをFacebookに載せるのは気が引けるタイプなのですが、そこは割り切って、Facebookやブログは名刺だと思って、もはやPRのツールとして使っています。

 

Facebookの良いところは、世界中の人が使用しているということです。

海外の方ももちろんたくさんの方がアカウントを使用しているので、ガイドの名前を知った時、FacebookやTwitter、その他のSNSで名前を検索するかもしれません。

 

そういった時に、観光ガイドやツアー等の情報が全く出てこなかったら、信頼してもらえない可能性があります。

安心して「この人に頼みたい」と思われるような投稿をし続けること、ブログやSNSで、「自分はこういうことが得意なこういうガイドですよ!」ということを常に発信してゆくことで、更に次の仕事の依頼につながるのではないかと思います。

 

通訳・通訳ガイド募集サイトやマッチングアプリに登録する

最近は、インターネットを利用したさまざまなサービスやアプリが登場しています。

直接、お客様と通訳を効率よくマッチングさせる携帯アプリが開発されたりしていますし、個人客が直接ガイドを予約するシステムを導入しているインバウンド企業もあります。

 

これまで多かった、大勢の人を乗せたバスツアーなどもありますが、今後の流れとしては、個人客(FITという)のどちらかといえばワガママなツアーが増えてくると思われます。

そういう時に、大きなデータベースの中で選ばれるガイドになっておくと仕事につながるでしょう。

 

実績はもちろん必要で、お客様からのレビューが大切になってきます。

「この人のガイディングは良い!」と高い評価がお客様から得られると、次回も別のお客様に選ばれる可能性が高まります。

 

企業によっては、ガイドのホームページを与えてくれて、自由にPRができたり、自分の企画したツアーを載せることができます。

今後はお客様がガイドを選ぶ時代に突入してゆくと思いますので、この方法は、今後有望だと思います。

 

インバウンド会社と直接契約する

多くのインバウンド会社が資格をもった全国通訳案内士を募集しています。

インバウンド会社は、日本のみならず世界中に数えきれないほどありまして、人気の観光地「日本」で、ガイドとして活躍できる人を常に探しています。

 

その数多くの企業の中で、自分の方針に近い企業を精査して、登録をしてみるという方法は有効です。

企業によっては、メールや履歴書だけでは、人柄や経験などが詳しくわからないため、スカイプやZOOM等を使って、面談をするところもあります。

 

良いなと思った企業があれば、メールを出してみて、面談の予約をしてみましょう。

面談でうまく売り込みができれば、インバウンド会社の委託先としてガイドと企業の直接契約が成立し、定期的に仕事を受注できる可能性があります。

 

自身のHPで直接顧客から受注する

自身でウェブサイトを作成し、直接、観光客が海外から受注ができると、中間マージンもありませんし、ガイドとしては独立して収益が上げられると思います。

この場合、ガイド実績を積むことに加えて、ホームページを構築するためのスキルが必要ですし、内容も充実していなければなりません。

 

普通のホームページは作ることは簡単ですが、アクセスを集めることが難しいからです。

一般に言われるSEOの知識や、例えば、ネットを通じてのメールのやりとり、支払い方法など、常に時代に合わせて適応してゆける賢さが必要です。

 

また、実績を作り、定期的にHPを更新するというマメさや、独自のプロモーション活動も必要となるでしょう。

しかし、実績を積み、良い評価を得ることができ、ある程度のステイタスができてしまえば、一番有効な方法だと思います。

 

まとめ

今回は、一番難易度が高いですが「フリーランスとして仕事を得る方法」について、具体例とともに紹介しました。

 

フリーの通訳案内士として活躍することは理想的ですが、競争に勝っていくには、並々ならぬ覚悟と努力も必要です。

スキルだけでなく、人間性も磨きつつ、日々努力が必要だと思います。

 

これから通訳ガイドになろうかどうか、検討中の方の参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

わびさび

北陸は福井の全国通訳案内士&ブロガー。 大学時代に1年間の語学留学を経験。 その後、働きながら独学で英検1級と全国通訳案内士試験合格。 英語学習者の1人として、英検や通訳ガイド試験対策、英語の学習方法やモチベーションの維持に関することも発信中!

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