プロ通訳案内士への道 通訳案内士

全国通訳案内士と添乗員(ツアコン)の相性は良い!【学ぶメリット】

全国通訳案内士試験に新たな科目が加わり、それ以前に合格した者は、動画研修等を受講することで不足した知識を補うことになりました。

 

新たな科目というのは、現場で役立つ「添乗スキル」に関するものです。

観光庁の動画研修については、こちらのページを参考になさってください。

 

現場に出て、いち早く即戦力となるガイドを養成したいという意図があっての科目追加だと思います。

 

2019年10月に、福井県通訳案内士協会のガイド研修で、添乗技術についてのレクチャーを行いました。 

添乗員としての経験がたくさんありますので、私が研修担当となりました。その時に話した内容をまとめてみました。

 

添乗とは旅程管理

一般に「添乗員」とか、「添乗」とよく言いますが、そもそも「添乗」とはどのようなことを指すのでしょうか。

 

一般に「添乗員」と呼ばれる人々は、本来は「旅程管理主任者」といいます。

添乗員免許は、「旅程管理主任者証」と呼ばれています。

国内旅行専門の日本国内版の免許と、海外旅行もできる総合免許の二種類があります。

取得の方法は、ここでは重要ではないので省きますが、海外旅行用は少しハードルが上がります。

 

話がそれましたが、旅程管理とは以下のように定められております。

 

旅程管理とは、募集型企画旅行・受注型企画旅行を実施する場合において、旅行者に対する運送・宿泊サービスなどの確実な予約や提供、計画に変更が生じた場合における代替サービスの手配など、旅行者の安全と旅行の円滑な実施を確保するために旅行会社が行う措置のこと。

 

旅程管理業務を行う者で主任の者(チーフ添乗員)になるには、観光庁長官の登録を受けた登録研修機関が実施する旅程管理業務に関する研修を修了し、かつ、研修の修了した日の前後1年以内に1回以上、又は研修修了した日から3年以内に2回以上の実務経験を要する。

 

※引用元 JTB総合研究所 

 

添乗技術を学ぶメリット

添乗技術を学ぶと、多くのメリットがあります。

どんな業界の仕事でも、スキルが上がれば、仕事がやりやすくなると思いますが、観光業界でも、添乗員資格を得ることは大きなメリットがあります。

 

①受注できる仕事の幅が広がる

何といっても、自信をもってこなせる仕事が増えることが大きなメリットです。

 

インバウンド関連の企業や、旅行会社は、コンプライアンス(法令遵守)を大事にします。

 

本来、団体ツアーには、添乗員をつけなければいけないというルールになっておりますので、添乗員免許を取得している通訳案内士は、できる仕事の幅が増え、企業から選んでもらえる可能性が高まります。

 

企業は常に経費削減に頭を悩ませておりますから、添乗員免許を取得しているガイドがいれば優先的にお願いしたくなるでしょう。

 

また、観光業界において、添乗員免許を取得しているということは、信頼度アップに大きく役立ちます。

これくらいのことができるガイドだ、一から教えなくても、できるガイドだと思われるでしょう。

 

ガイド本人も、さまざまな幅広い選択肢の中から、やりたい仕事を選ぶことができるようになります。

ですから、大手旅行会社の中には、全国通訳案内士として登録される方に、積極的に添乗員免許取得を促しているところもあります。

 

②トラブル・クレームの事前防止

いくら優れたガイド力があっても、旅程管理ができないと、素敵な旅行も台無しになってしまう可能性があります。

 

ガイドに専念するあまり、時間を忘れてしまい、買い物時間や食事時間が減ってしまったりするとクレームにつながります。

 

また、確認を怠ったことで、予約のミスがあったり、集合場所がまずかったり、集合時間等をうまくアナウンスできなかったりすると、それもトラブルの原因となってしまいます。

 

添乗スキルは、危機管理に直結しますので、それを体験を通して学ぶことにより、余計なトラブルやクレームを防ぐことができます。

 

お客様を最悪な気分で帰らせては絶対いけないです。

起きそうなトラブルは未然防止、クレームは早期発見、その場で解決できるようにしたいですね。

 

③安全で快適な旅のプロデュース

せっかく海外旅行に来たのに、不便なことが多くて、全然快適ではなかった、という経験はありませんか?

 

旅行は、慣れない土地で慣れないことをするので、トラブルや不便さがつきものです。

ホテルや旅館などではそういうことは少ないですが、観光地では常にトラブルと隣り合わせです。

 

安全で快適な旅をぜひ楽しんでもらいたいですから、危険なことをいち早く察知し、通常とは異なることがあったら、早めに手を打つということが大切になります。

 

できるだけお客様に快適に過ごしていただけるよう、気の利く配慮、先手を打って未然にトラブルを防ぐような活躍ができると素晴らしいと思います。

 

④本当の「おもてなしガイド」が可能に

添乗技術の向上によって、ガイドにも余裕が生まれ、様々な旅の工夫が可能となります。

 

トラブルをチャンスに変えたり、サプライズな企画を考えるなど、最低限の重要なポイントを押さえることで、本当の「おもてなし」も可能になるでしょう。

 

まとめ・通訳ガイドと添乗技術

 

今回は、試験に合格して、これから仕事を始めたいと思っておられる全国通訳案内士の方々に向けて、主に、添乗スキルを身につけるメリットについて紹介しました。

 

添乗スキルは、さまざまな場面で役立つものですし、たとえ新人ではないガイドさんでも、ぜひ添乗員免許の取得をおすすめします。

  • この記事を書いた人

わびさび

北陸は福井の全国通訳案内士&ブロガー。 大学時代に1年間の語学留学を経験。 その後、働きながら独学で英検1級と全国通訳案内士試験合格。 英語学習者の1人として、英検や通訳ガイド試験対策、英語の学習方法やモチベーションの維持に関することも発信中!

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