英語でスピーチをすることになったのだが、「ネタが浮かばない!」という方は多いのではないでしょうか。
突然スピーチしろ、といわれても、そんなに面白いネタはそうそうありませんね。
今回は、どんな人でもそれなりに面白いスピーチができるのではないかと思うテーマがあるので紹介したいと思います。
面白いスピーチをしたかったら失敗談がおすすめ!
スピーチのテーマはいろいろありますので、一番伝えたいメッセージを決めて、そこから様々なタイプのスピーチが出来上がると思います。
今回は、「面白いスピーチ」というキーワードで考えているので、面白いと言えば、「失敗談」という連想から、進めていきます。
成功談は?というと、自慢話に聞こえてしまいそうで、話す方は楽しいかもしれませんが、聞いている方としては人の自慢話は苦痛になったりしてしまいます。
聴衆の皆さんにとっては、自虐ネタとまではいかないまでも、自分が失敗から学んだことというテーマの方が親近感がわいて、すんなりと受け入れられやすのではないでしょうか。
いくつか、失敗談を話すメリットやコツについてまとめてみました。
失敗談を話す人を聴衆は好きになる
なぜかと聞かれると、科学的根拠があるのかどうかはわかりませんが、自慢する人よりも、失敗談を話す人の方が、親近感がわく気がします。
自分の恥ずかしかったことを勇気をもって話し、自己開示して聴衆に訴えかけるスピーカーには、何となく自分との距離が縮まる気がして、共感できると感じるのです。
自分が恥ずかしいと思っていることを人前で言えないという理由もあると思います。
言い方や伝え方も大切ですね。
淡々と自分の過ちを話すより、ちょっとユーモアを交えて、面白おかしく失敗談を話すと更にウケが良くなるのではないかと思います。
失敗談は聴衆に勇気を与える
有名な経営者が、自分はかつて大学を中退していたということを冒頭で述べたスピーチがありましたが、冒頭にそのような自分の陰の部分をさらりと言及することで、聴衆は驚き、また、勇気を与えられたりします。
失敗は、失敗と認めたら失敗だと思いますが、ゴールに向かうまでの通過点だと思えば、成功までに必要なプロセスであるわけです。
伝えたい大切なメッセージを決めたら、それがうまく伝わるように、工夫する必要がありますね。
失敗から学んだことというのは、良いメッセージとなりますから、失敗談というのは共感しやすく、聴衆の心に届きやすいものになると思います。
失敗談は誰も傷つけない
笑いを起こそうとする時、何かを批判すると一部の人には面白おかしく聞こえても、他の人にとっては不快であったりするものです。
誰かを批判すれば、誰かが傷つくことになるでしょうし、何かを批判すれば、聴衆の中にはその批判によって不快な気分になる人も出てくるでしょう。
しかし、スピーカーの失敗談は、スピーカー自身の経験に基づいており、それを聞いて傷ついたり、不快な気分になったりする聴衆はあまりいないでしょう。
自虐ネタが最強といわれる理由は、誰も傷つく人がいないということです。
大切なことは失敗から学ぶメッセージ
失敗談が良いとずっと理由を述べてきましたが、大切なことは、自分が失敗談を通して、どのような大切なことを学んだかということ。
例えば、職場での人間関係の構築で失敗した経験をもとに、「相手の話を傾聴することの大切さを学んだ」とか、自分の失敗談を通して、「プロとしての仕事の仕方を学んだ」など、スピーチで最後に述べるメッセージにつなげることが大事です。
ただの失敗談を話しているだけでは、「学び」につながらないです。
例えば、何かに向かって努力している過程で、大きな失敗を経験した。
その経験から学んで、今、このように努力をし直して、このような誇らしい自分に変わった。
そういうストーリー構成は、多くの方に受け入れられやすいものです。
最近、自分の日々の経験の中で新しく学んだことはありますか?
学んだことや、人々に伝えたいメッセージを決めましょう。
その経験の過程では、さまざまな試行錯誤があったと思います。
失敗談があれば面白おかしく紹介して、皆さんに聞いてもらい、学んだことを共有してみるというスタンスでスピーチを作ると素敵なスピーチができるのではないかと思います。
面白いスピーチテーマ・まとめ
今回は面白いスピーチテーマということで、失敗から学ぶという比較的オーソドックスなネタ作りの方法を紹介しました。
スピーチをする機会が多い人は、普段から面白い出来事が起こったらメモをしたりして、自分のネタ帳に記録していくと有効だと思います。
私もスピーチの機会が時々ありますので、日頃からネタになりそうなことを見つけてメモしてます。
皆さんの楽しいスピーチができあがること、応援しております!(*^-^*)