3ヶ月後に迫った英語の面接試験、もしくは、3ヶ月後に迫った重要なお客様との英会話の場面、などなど、3ヶ月しかないけど、今すぐに英会話力をアップしなければならないという状況がありますね。
3ヶ月という期間は、真剣に取り組めば、大きく成長できる比較的長い時間です。
今回は、3ヶ月で英会話力を伸ばすために何をしたら良いのか?ということを書きたいと思います。
英語力というのは、リスニング、読解力、作文力、会話力、と各スキルがありますが、今回は、特に会話力(スピーキング力)をアップさせることにターゲットを絞っておきたいと思います。
まずは、使える時間とお金をひねり出しましょう!
3ヶ月しかないわけです。何かを差し出さなければ、得たいものは得られません。差し出すものというのは、時間とお金になると思います。
具体的な方法に移るその前に!
①3ヶ月分のカレンダー(手帳)を用意して下さい。
②既に決まっている仕事やイベントなどのスケジュールを全て書き込みましょう。
③食事や睡眠時間を除き、空いている時間は全て英会話力アップに使うと覚悟を決めましょう。
④貯金残高を確認して、いくらまでならお金を使えるのか計算してみましょう。
ひねり出した時間とお金の有効活用で英会話力アップ!
3ヶ月という期間があって、ある程度のお金(3万~10万程度)(←ネイティブレッスン代)と、充分な時間(1日3時間程度)(←自主学習の時間)を使える場合、アウトプット中心で有効に時間を過ごせば、かなり英会話力は伸びます。
英会話で使う質問リストを作成する
英会話で頻繁に使用される質問をできるだけたくさん集めましょう。
会話のスタート時に使用されるような基本的な質問から、英語関連の面接試験で聞かれるような意見を問う質問、最近のニュースに関する質問でも良いですし、ディベートに使用されるような質問でも良いです。
とにかく、出来るだけたくさんの英語の質問を集めましょう。そして、それを自分でまとめてリストにしましょう。
私の場合、1回のレッスンで10問~15問の質問を自分で準備しました。もし、3ヶ月間で週に1回ずつレッスンがあるとしたら、12回レッスンがあるので、15問×12回=180問 ということで、約200問くらい集めれば充分ではないかと思います。
自分でワードやエクセルにまとめてオリジナルの質問リストを作成すると、頭の中が整理できてとても良いと思います。
英会話の本や英検の面接の本を購入するのも良いですし、インターネットで調べて集めるのも良いでしょう。これを質問されたら、私はどう答えるのだろうか?と思う質問集を作成して下さい。
ネイティブレッスンに申込む(週1回)
週に1回で良いので、英語のネイティブの先生とのマンツーマンレッスンに申し込みましょう。
大手の英会話スクールのレッスンに申し込んだ場合、3ヶ月で10万では足りないと思いますが、個人で教室を開いているネイティブ先生にお願いしたりすれば比較的安くレッスンが受けられますし、一番安いのはオンラインのネイティブレッスンだと思います。
教室を探すなり、オンラインのレッスンに申し込んだりして、週に1回、ネイティブ先生と話す機会を作ってしまいましょう。
私は個人で教室を開いているネイティブの先生にも習いましたし、オンラインレッスンも受講しました。
これによって、自分がこれまでに学んだ英語をアウトプットする場を作ることができました。
もしどこかの教室に通うのであれば、担当の先生に、自分が作成した英語の質問リストを見せて、レッスンではこの中から私に質問をしてほしいということをお伝えしましょう。
そして、自分がおかす英語の文法ミスや、変な表現を正しく直してほしい、できれば、良い表現も教えていただきたいということもお伝えしましょう。これで、環境づくりは終了です。
自分の答えを作成する
さて、ここからは、英作文の時間になります。自分が作成した質問リストに対して、次回のネイティブレッスンの準備に向けて、自分なりの答えを英語で作成します。
英作文はスピーキングに直結するので、最初はゆっくりしたペースでしか作成できなかったとしても、諦めずに継続して下さい。必ず、慣れてどんどん速く作成することができるようになります。
1度でも英作文を書いておくと、頭の中のアイデアが整理されるので、質問されて話す場合にも英語がスムーズに出てきやすくなります。
自分の答えがどうしても書けない場合は、人の意見も参考にしましょう。身近な人に質問してみて、どういう答えが返ってくるのかを試してみるのも良いと思います。
また、書籍やインターネットでデータやニュースを調べたり、さまざまな媒体から情報を集めて、自分のアイデアの肉付けをしてゆくというのも大切な作業だと思います。
ネイティブレッスンが6日後に迫っている場合、この作業は前半の3日~4日で仕上げましょう。
残りの2日~3日は、暗記とスピーキングの練習に時間を割くべきだからです。
自分の答えを暗記する
次に、作成した英作文を暗記する時間を設けましょう。質問されたら、自分はどう答えるのかを何回も練習します。1回や2回では、もちろんスムーズにいきません。これは日本語でも同じです。
日本語でもスムーズにいかないことを、英語で行っているのですから、できるだけ根気強くくり返し練習しましょう。
ボイスレコーダーをお持ちの方は、ぜひとも、自分の英語を録音して、すぐに聞いて確認してみることをおすすめします。
最初はひどい結果になると思います。ただ、回数を重ねるに従って、スムーズに口から英語が出てくるようになったり、丸暗記の英語ではなく、自分の言葉で話しているという実感を感じられた時、成長を感じて良い循環が生まれることと思います。
ネイティブ先生のレッスンで質問をしてもらう
さあ、いよいよネイティブ先生とのレッスンの日がやって来ました。本日の質問リストを手に、ネイティブ先生に挨拶をして、レッスン開始です。
もし可能なら、ぜひ、レッスンを録音させてもらいましょう。この録音した記録は、英会話力アップに本当に役に立ちます。
ネイティブ先生が、次々とあなたに質問をしてくるでしょう。
それに対して、これまで1週間かけて英作文したこと、調べたこと、暗記したこと、発音練習したことなどを、存分に発揮してぶつけてみましょう。
舞台で演じるのと同じです。必死に練習してきた演技を、大舞台で見てもらうという気持ちで臨みましょう。
フィードバックをもらう
ここからが、一番大切な学習の時間となります。間違えた語彙や文法、言い回しが不自然なところなどを、ネイティブの先生に指摘してもらって、正しい英語を教わりましょう。
文法的には正しいが、ネイティブはそう言わない、という表現もあります。辞書の表現を使っていて、正しいけれども表現が固いため、こちらの方が自然な言い方ですよ、と教えて下さるかもしれないですね。
一連のレッスンを録音させてもらえた場合、後から何度も聞いて復習ができるので、短期間での英会話力アップの役に立ちますので、ぜひ録音が可能かどうか、頼んでみて下さい。
録音がダメな場合は、しっかりノートに記録しておいて下さいね。
復習する
レッスン内で、ネイティブの先生に指摘された、発音や文法ミス、正しい表現などについては、素直な気持ちで、受け入れましょう。そして、次回のレッスンでは間違えずに話せるよう、しっかり復習しておきましょう。
ノートにまとめるまではいかないにしても、習ったことをメモしておくなり、録音したものを記録しておいたり、どんどん自分の勉強したファイルや記録を増やしていきましょう。
この作業は、レッスンの直後に行うことをおすすめします。といいますのは、次回のレッスンに向けていち早く準備に取りかかるためです。記憶が新鮮な間に復習し、次の課題に向けて、すぐ役立てられるようにしましょう。
レッスンの回数を重ねるにつれて、「こんなにたくさん学んできたんだな~」と自分で自分を誇らしく思える時期がやってきます。そのためにも、復習のためのノートやファイルの作成、どんどん積極的に行って下さい。
3から7までのことをくり返す
レッスンの復習が終わったら、次のレッスンに向けて、「自分の答えを作成する」に戻って準備をしましょう。このサイクルを3ヶ月間休まずに続けることで、予定を上回る英会話力アップを目指しましょう。
まとめ
今回は、ある程度の費用と時間をかけて英会話力を3ヶ月でアップさせる具体的な方法についてご提案させていただきました。
この方法は、実際に私が実践してみて、飛躍的にスピーキング力を伸ばせた方法でもあります。お1人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。