TOEICを受験したけれども、英語のリスニング力が足りなくて、途中から何を言っているか全然わからなくなった経験はありますか?
私は、元々英語が得意な学習者ではありませんでした。
一般的な受験を経て大学生になった時は、英文読解に比べると、全く英語のリスニング力がありませんでした。
しかし、どうしてもリスニング力をつけなければいけないという状況を経験しまして、リスニング力アップのために様々な教材を試しました。
今回は、様々な教材の中で、オーディオブックを使った英語学習方法について、体験談をふまえて紹介してみたいと思います。
Contents
オーディオブックを利用するメリットとデメリット
リスニングのスキルを上げたいということで、ただ単にオーディオブックで英語の洋書を聞き始めたとしても、さっぱりわからず睡眠薬と化してしまっては、元も子もありませんね。
オーディオブックで学ぶ際の、メリットとデメリットをまとめてみました。
3つのメリット
大量のインプットができる
生の英語を、シャワーを浴びるようにたくさん聞くことができ、英語の速さやイントネーション、アクセントに慣れる。
シャドウイングの練習に最適!
発音や英語のイントネーションなどを真似て、ネイティブの英語に続いて、追いかけて発音を真似ていくシャドウイングという方法がありますが、オーディオブックはシャドウイングの練習教材として適しています。
移動時間・すき間時間を活用できる
ちょっとしたすき間時間でも、英語のリスニングの時間にできるので、寸暇を惜しんで学ぶ人にとっては、オーディオブックは有効です。
くり返し聴くことで英語の感覚が養われる
くり返し大量の英文に触れることで、英語特有の言い回しなどを理解できる力が養われると思います。
デメリット
ただ聞くだけではリスニング力は伸びない
意味が分からない英語をただ聞き流していても、リスニング力アップにはなかなかつながらないです。
スクリプトを用意して、英文の精読も合わせて行うことで、効果がどんどん上がるでしょう。
ある程度のコストがかかる
どのような教材を利用してもコストはかかるものですが、音声と本を用意するための費用はもちろんかかります。
オーディオブックを使った効果的な英語学習方法
自分のレベルに合ったオーディオブック(音声)とスクリプト(本)を用意!
音声だけ手に入れても、書かれたスクリプト(台本・本)が無ければ、学習につながりませんので、必ず両方用意した方が良いです。
ただし、レベルは、最初は低レベルの内容からスタートすると、モチベーション維持のために良いと思います。
最初からハイレベルのものに手を出してしまうと、続かないと思うからです。
楽しくて内容が理解しやすい本を選ぶことがおすすめです。
リスニング教材として使おう!
あまり難しすぎないオーディオブックを選んだら、まずは、わからないなりに、リスニング教材として聴いてみましょう。
どれくらい聞き取れるのか?自分でチェックしながら聴いてみます。
わからないところがあっても、最初は気にせず、音の速さや、アクセントやイントネーションなどに慣れることから始めると良いでしょう。
スクリプトをチェックして聞こえない部分を減らそう!
オーディオブックを聴くだけでは、何を言っているのかわからない部分も出てきますから、わからないところは、なぜわからなかったのか、うまく聴き取れなかった理由を分析してみましょう。
そうすると、自分の聴き取れないポイント(弱点)が見えてきます。
スクリプトで英文をチェックして、何度か聞き取れなかった部分を聴いてみて、聴き取れるようになったら成長です。
シャドウイングする
シャドウイングは、影のように英語の音声を自分の声で追いかけて真似をしてゆく練習方法です。
シャドウイングによって、発音、アクセント、イントネーション、文の区切りなど、英語の音の感覚が自然と身についていくと思います。
最初は全然言えないことが続くのですが、すぐに諦めず、一日5分でも10分でもよいので、シャドウイングの時間を取り入れるとリスニング力アップに近づくと思います。
くり返し聴こう(好きな文は暗唱)
オーディオブックは、1冊をくり返しくり返し使って、好きな文は覚えてしまうくらいくり返し使いましょう。
私は気に入ったオーディオブックは、暇さえあればくり返し聴いてシャドウイングをしています。
くり返し聴いた内容は、いつの間にか覚えていたり、自然と口から表現が出てきたりと、たくさんくり返すことで効果が実感できると思います。
自分の発音を録音してみる
自分の発音が合っているのかどうか、録音して聴いてみるのもおすすめです。
というのは、自分が正確に発音できる単語は、聴き取ることもできるからです。
聴き取れない単語やフレーズは、自分が聞いたことがない単語であったり、知っているけれども、自分はその単語をうまく発音できないという単語の可能性が高いです。
ですから、より多くの単語を正確に発音できるようになれば、リスニング力も自然にアップしていくでしょう。
面白い内容の本がおすすめ
私は、最初に取り組んだオーディオブックはアドベンチャー系の、ハラハラドキドキの物語でした。
せっかくなので、内容が面白いお話を選ぶと、勉強も本の内容も一緒に楽しめると思います。
また、日本語で読んだことのある好きな本を英語でオーディオブックで再度読んでみるというのも効率が良いと思います。
これまで利用してきたリスニング教材
- English Journal(CD付きの英文雑誌)
- 海外のネットニュース
- ポッドキャスト
- 海外のラジオ番組
- TED
- 洋画
- 有名人のスピーチ
オーディオブックを利用した英語学習法・まとめ
英語は語学ですから、しっかり聞こえないと、コミュニケーションが成り立ちません。
自分が発音できれば、音声の速さや発音にも慣れますので、最初のうち、英語に慣れるまでは、できるだけたくさんの英語の音声に触れることが大切だと思います。
一定の量をこなすと、必ず聞き取れる時期がやってきますので、途中で諦めずコツコツ継続してゆくことが大事だと思います。