英語のスピーキング力を高めたいと、長年さまざまな勉強方法を試してきましたが、最近は、英語スピーチやサイトラ訓練などを通してスピーキング力アップに向けて取り組んでいます。
ある程度のスピーキング力を身につけるまでは、英作文をたくさんこなすことが、スピーキング力アップには必須だと考えています。
今回は、英作文が必要な理由と、作文力をアップするコツについて提案したいと思います。
英語スピーキング力には英作文力が必要な理由
結論から申しますと、第二外国語として英語を話す時、私たちは、頭の中で瞬間英作文を行っています。
ですから、英作文力が身に付くことは、スピーキング力アップに直結します。
そして、英作文を早く作る作業が早ければ早いほど、スラスラ英語で話すことができるようになります。
厳密にいうと、発音やアクセントが正しくないと伝わりませんので、瞬間英作文以外のスキルも必要です。
しかし、根本的には、英語を話す際、できるだけスピーディに英作文を作ることができれば、どんな人でも英語を話すことが上手になります。
英作文の基礎力をつけるおすすめの方法
スピーキング力アップのために、英作文力を身につけることは重要と書きました。
英作文力アップに関して、私もこれまで20年以上様々な努力を積み重ねてきたのですが、その中で英作文の基礎力をつけるための効果的な方法をご紹介したいと思います。
文法知識をマスター
文法ミスにこだわり過ぎると逆に話せなくなるということで、スピーキングの際、英文法はあまり気にしなくても良いという人もいると思います。
私も最初は英語を全く話せなかったので、文法ミスをしながら恥ずかしい英語を話していました。
しかし、長期的に考えて、基本的な英文法はしっかり学んでおいた方が、のちのち楽ができると思います。
基本文の丸暗記
中学1年生程度の教科書であれば、最初から最後まで1冊丸暗記することも可能だと思います。
実際、私は中学時代、丸暗記を英語の先生からすすめられて、全部丸暗記していました。
丸暗記の良いところは、論理的に理解できない文法事項などでも、そういうものだという感覚で覚えてしまえるところです。
丸暗記をしている基本的な英文の数が多ければ多いほど、作文を書く際に、構文はそのままで、動詞や名詞を他の語に置き換えるだけで、正しい英文が書けるようになります。
英文書き写し
問題集に出てくる英文や、長文問題で気になる英文、好きな英語の歌の歌詞や、偉人の英語の名言など、気になる文は、ノートに書き写すこともおすすめです。
書き写しても、頭に入らないという人もいるかと思いますが、たくさん量をこなすと、英文の典型的なルールが見えてきたりします。
私は、英文と和文を両方書き写す作業をたくさんこなしてきました。
特に、通訳案内士の試験前は、大量の英文と和文を比べて、本当に大量の書き写し作業を行っています。
和文→英文への変換練習
英語と日本語というのは、主語の設定や語順の違いなど、異なる点がとても多いです。
日本語の文を眺めて、それを英語の文に直すことは、最初はもたもたして時間がかかるものなのですが、くり返しを行うことで簡単にできるようになっていきます。
せっかくなので、書くだけではなく、発音練習も兼ねて、声を出しながら音読をくり返すのも良いと思います。
多読・音読
多読と音読は、英作文に限らず、長文読解やスピーキングなどその他のスキルアップのためにかなり有効です。
書くという作業をする時、インプットされてる情報が多ければ多いほど、有利だと思うからです。
例えば、日本語で作文をする際にも、本をたくさん読む人は、語彙力もバラエティに富み、表現力が豊かだったりしますね。
多読と、できれば音読も合わせて行うことで、英文の構造とか、ルールなど、文法知識として得たもの意外に、正しい文の感覚を養えると思います。
多読をすることで、例えば、テストで出題される英文が、文法的に理由がわからなくても、感覚的に正解を選べるという力が付いていくと思います。
スピーキングのための英作文力アップの方法・まとめ
私たちは、母国語を話す時も、常に頭の中で作文を作っていることになります。
話すことは瞬間作文を行うことであり、最初は時間がかかる作業ではありますが、慣れればどんどん早くできるようになります。
筋トレを続けると、筋力が付いてゆくのと同じように、継続して英作文の練習することで、瞬間英作文の力が身に付いていくようになりますよ。
作文をまず書いて、表現を覚えた後で、英語を話してみると、スラスラと口から英語が出てくる感覚を味わえると思います。
ですから、英語スピーチを人前で披露することは、スピーキング力アップには大変効果的であると個人的には思っています。