英検1級対策

英検1級に受かるには③【合格前に作成していた目標と作戦を公開】

英語学習者の日々の学習を応援するブログを楽しく書いています。

今回も、前回に引き続き、英検1級合格前に私が立てた作戦についてご紹介したいと思います。

 

①と②をまだ読んでおられない方は、関連リンクとして下に貼っておきますので、お時間ある時にご覧ください。

関連リンク英検1級に受かるには①【合格前に作成していた目標と心構えを公開】

関連リンク英検1級に受かるには②【合格前に作成していた目標と作戦を公開】

 

英検1級の語彙・熟語問題 対策編

①と②を読まれた方はご存知と思いますが、この表は、私が英検1級合格前に立てていた作戦の表から、語彙対策の部分だけを切り取ったものです。

語彙対策のために、どのような作戦を立てて実行していたか?がわかるのではないか、と思いましてご紹介しました。

 

語彙の整理・語彙ノート作成

語彙対策の1行目には、「カンペ」と書いてありますが、もちろん、テストに持ち込んで不正を行うようなカンニングペーパーを意味するものではありません。

私がカンペと自分で呼んでいるだけで、実際には、語彙を整理して厳選した「語彙ノート」のことです。

過去に作成したデータをそのまま使っているので誤解のないようにお願いします。

 

ちなみに、この語彙ノートに関しては、それだけで1つの記事を書いて、写真も載せてありますので、参考までにこちらもご覧ください。

関連リンク英語授業ノートの取り方【アウトプット型のノートの作り方】

 

英検1級の語彙問題は、かなり手ごわかったのを覚えています。

下のブログ記事でも書きましたが、私は、洋書や英字新聞をほとんど読まないタイプの英語学習者でした。

関連リンク英検1級最短合格のための語彙力増強法!【独学で合格を目指す方へ】

 

普段から、英字新聞や洋書に慣れ親しんでいる場合は、もっと早く効率よく語彙力増強ができたと思いますが、そのような習慣もなかったですし、書籍にたくさんお金をかける余裕もなかったです。

ですから、私の勉強方法は、独学で、かつ費用をかけずに効果を出したい人向けです。

 

話が随分横道にそれましたが、要するに、語彙力増強のためには、アウトプット型の暗記を促すためのオリジナルの語彙ノート作成をおすすめしたいです。

ちなみに、一般にパス単と呼ばれる英単語帳のシリーズがありますが、英検1級を受けると決めた時から、時間はある程度かかりましたが、全部一応暗記しました。

 

それでも語彙の部分の点数があまりとれず、不満だらけでしたので、自分なりに過去問などを詳しく分析して、オリジナルノートを作成しました。

1級合格の直前に持っていた私の語彙ノートの写真はこちらです。これは厳選したものですから、実は、この倍以上のノートをエクセルで作っています。

 

当時はそれくらい根気を入れて勉強していたのだと思います。

昔の自分を見習わなければ!(笑)

 

熟語の整理・まぎらわしいもの整理

英検1級の熟語も苦手でした。

「何でそんな意味になるの?」という熟語のオンパレードでしたから、本当に苦労した記憶があります。

 

ただ、熟語問題に関しては、英検の語彙問題に占めるパーセンテージはそれほど多くなかったので、私は正直なところ、半分当たれば良いという覚悟で勉強していました。

 

完璧を求めていっても、無理だと思ったからです。

私の場合は、得意な部分(単語問題)をとにかく伸ばして、苦手な部分は半分でも良いから全滅はしないでおこう、という作戦です。

 

紛らわしい熟語や、よく出てくる熟語は特に重要だと思ったので、エクセルにまとめて、その後、更に厳選したものをノートにまとめて、テスト前のおさらいとして利用していました。

 

すき間時間を利用して暗記のくり返し

語彙の暗記、これが一番、努力の必要なところでした。

仕事をしながら独学で合格を目指していましたので、何かと何かの合間の時間を上手く利用して暗記をし続けるしかありませんでしたから、寝ても覚めてもひたすら暗記という1日を過ごしていたと思います。

 

最初は暗記をする際に、すごく時間がかかったのですが、接頭路や接尾語を辞書で調べることで、比較的多くの語彙を増やすことができたと思います。

 

また、あまり良いとは思えませんが、大学受験前に行っていたような語呂合わせによる暗記も利用しました。

これは運用する際に、あんまり実用的ではないので、今はあまりおすすめはしないです。

 

暗記作業は眠くなることも多いですし、楽しいと思えるところまで行くには、相当時間がかかると思うのですが、過去問を実際に解いてみて、9割以上当たるという経験をした時、何とも言えない手ごたえを感じ、嬉しかったのを覚えています。

 

英語学習は、終わりの見えない長い戦いに思えますが、コツコツ続けてゆくことで、着実に前進してゆくものです。

今の自分の成長を実感できないとしても、毎日、諦めずコツコツ継続することで、必ず成長につながると思いますので、決して途中で投げ出さず、頑張って続けてほしいと思います。

 

暗記作業は環境を変えて、1時間集中!

私は、赤い下敷きのHeavy Userでして、ひたすら暗記したいものを赤いシートで消して、くり返しながら覚えていきました。

たくさんくり返しをすることで、記憶に定着してゆきます。

 

大変面倒な作業ではありますが、私はダラダラするのが嫌なタイプなので、時間を決めて、例えば、1時間集中する!と決めて、カフェや車中など、誘惑の少ない場所に行って暗記作業を続けました。

 

快適な家だと、インターネットやテレビ、その他さまざまな誘惑があります。

ですから、暗記しかできない空間を作り出して、暗記する以外何もできない状態に追い込んで、ひたすら努力していたと思います。

 

プラスアルファで、毎日出てくる新語の復習

高いレベルで英語学習を続けてゆくと、よくあることですが、単語帳や語彙問題の過去問で出てきた語彙や熟語以外に、リーディングやリスニング、その他のさまざまな教材に取り組む過程で、どんどん新しい語彙に出会っていきます。

 

語彙ノートには書いていない語彙も容赦なく出てきますし、ニュースやスピーチであれば、時事用語や造語など、辞書に載っていない語にも、たまには遭遇します。

 

そういう語彙をいちいち拾っていくのも大変なのですが、こういう新しく遭遇した語彙に関しては、別のカテゴリーの語彙として、普段利用する語彙ノートとは別に、さらりと目を通して復習するための別の語彙集を作成したりもしていました。

 

ですから、作戦リストには、「プラスアルファで復習」と書いてあるのだと思います。

メインとなる語彙ノートには、重要な語彙が集められていますから、そっちをメインに暗記し、新しく出てきた語彙に関しては、さらりと復習するという、優先順位をつけて学習の時間を割り振りすることも大切ではないかと思います。

 

英検1級に受かるには③ 語彙対策編・まとめ

今回は、語彙対策を中心に、勉強方法やモチベーションの維持に関することをご紹介させていただきました。

受験すると決めた時から、スタートです。

大切なことは、受験すると決めること、そして、いったん決めたら、一刻も早くスタートすることです。

 

受験しなければ勉強もする必要性が生まれませんし、暗記する必要にも迫られません。

受験すると決めると、なかなかハードな生活が待っていると思います。

 

私としては、この経験を通して得られたものも多かったので、1人でも多くの方が、英語学習にチャレンジすることを通して、成長できることを願っています。

 

  • この記事を書いた人

あさひ

北陸は福井の全国通訳案内士&英語講師。 大学時代に1年間の語学留学を経験。 その後、働きながら独学で英検1級と全国通訳案内士試験合格。 英語学習者の1人として、英検や通訳ガイド試験対策、英語の学習方法やモチベーションの維持に関することも発信中! 2000年から英語講師 → 2009年から全国通訳案内士 → 2021年から英語教室運営スタート

-英検1級対策