私自身の過去の経験談からお届けしております、英語学習を毎日継続するシリーズ第4弾です。
今回は、「限界を少しずつ突破する経験を毎日続けていくと良いですよ。」という話をしたいと思います。
英語学習は終わりの見えない孤独な戦い
英語を第二外国語として学ぶ者にとって、高い英語スキルを維持するためには、相当の努力が必要だと思います。
語学力というのは、維持するためにも向上させるためにも、時間と労力がかかりますから、永遠に終わらないように思えてきます。
私にとって英語学習というのは、いつまでたっても終わりのない孤独な戦いであります。
ですから、常に英語力を維持するためには、継続することが不可欠だと思っています。
ライバルは外におらず!自分の限界を決める自分
スポーツ選手などがよく、「自分の敵は自分です。」といった発言をしているのを耳にしますが、このことはどのような分野にも当てはまるのではないでしょうか。
もっと伸びたい、もっともっと成長したいと頭では思っていても、自分の中にいるもう一人の自分が怠け者で、足を引っ張ってくるのです。
環境や他の誰かのせいにして、サボりたい気分を起こすのも、実は、自分の中にいる怠け者の自分だったりします。
ですから、それを知っておくことは大事だと思います。
都合の良い限界を決めて、努力をしない原因は、自分の中のサボりがちな自分であることを知っておきましょう。
自分の意志や目標、生活リズムや心の態度を変えることで、怠け者のもう一人の自分を、勤勉な協力者に変えることもできます。
自分の現状を記録することは大事!
毎日、限界をちょっとずつ超えるという経験を積み重ねていくとき、「昨日はこれくらいのことができた」と、記録しておくことは大切です。
ゼロから始まった学習でも、数日経って見直してみると、「これだけのことができたな!」と自分で振り返ってこなした量をチェックできるようにしておくことはおすすめです。
例えば、ダイエット中に、食べたものを記録する感覚に近いです。
「自分が1日にどれくらいの量をこなすことができるのか?」
自分がさばける量を知っておくことで、更にスキルを向上させるための分析や工夫をすることができます。
テストを受けると点数という記録が出ますが、日常的な学習においても、数値化して記録をすることは良いと思います。
それによって自分の限界を知ることにつながるからです。
「ああ、もうこれ以上はできない!」と思う、自分の限界のレベルを知っておくことです。
そして、それを記録しておいて、ちょっとずつちょっとずつ限界を突破することをやるのです。
毎日、記録することで、1週間前と比べて、どれくらい多くこなせるようになったのか、を知ることができます。
また、学習が滞っているかどうかもチェックできますね。
積み重ねてきたことを振り返ってみれば、継続することで、伸びている自分を実感できて、またやろうという動機につながっていきます。
「もうダメだ!」から、「もうあと一歩だけ!」
「火事場のクソ力」という言葉がありますが、人間は普段はエネルギーを温存していて、あまり無駄遣いをしないようにしている生き物のようです。
危機が迫った時は、普段は出ないような信じられない力が出たりしますね。
危機が迫っていないとしても、せっかくなので、やる気やエネルギーを温存せず、自分はここまでしかできないと思っていること、そのレベルを、ほんのちょっとずつ突破していきましょう。
ほんの少しずつで良いです。
今までだったら、これしかできないというものも、あと一歩だけ余計に進もうという気持ちで前に進みます。
毎日メモするなど記録を取れると客観的事実が残るので良いかもしれません。
そうすることで、ある時、「あぁ、壁を突破したかもしれない!」と思える時がやってきます。
例えば、リスニングスキルも、ある日突然、飽和状態がやってきて、ある日突然すごく聞こえるようになったりした経験があります。
全然聞こえなかった英語が、毎日毎日、訓練を続けることで、突然わかるようになりました。
英語学習に関しては、これだけのことをやったから、これだけの結果が出る、というものではないと思います。
結果が見えない孤独な戦いであると私は思っています。
やった分に比例して伸びるわけではないですし、勉強のやり方にもよりますが、一気に飽和して急激に伸びることもあると自分の経験から感じています。
とにかく、大切なことは、諦めず、根気強く続けることだと思います。
自分自身をおだてて良い方に勘違いさせる!
もう一つ、限界を超える時に大切なことは、「もっと自分はできる!」ということを、もう一人の怠け者の自分に思い込ませることです。
自分の限界を自分で決めてしまったりする人が多いようなので、自分の限界とかブロックを取り除くために、「自分はできる子だよ!」と信じきるということです。
限界をほんのちょっとでもいいから、もうひと踏ん張りして超える。
そして、私は意外と、思っていた以上に、「できる子だぞ!」「やればできるじゃん!」と、とにかく、自分はできる人間だと思い込ませること、自分自身を勘違いさせることはおすすめです。
「自分はできない子だ」と悲観的に考えることをやめて、「できる子だ!」と思う。
そのようにして、良い方に解釈して、良い方向に勘違いしていくこと。
「やればできる」という気持ちを持ちたい場合、一気にたくさんのことを目指さなくてもいいと思います。
一気にたくさん進もうとすると、続かないですから。
昨日、例えば、1ページ分の英文を翻訳したのなら、今日は、1ページと1行多く翻訳練習をするのです。
昨日と比べたら、今日は自分はできる子ですから、自信につながり、やる気が湧く好循環が生まれるでしょう。
一気に10ページとか多く進めたら、その日は頑張ったと思っても、翌日、その翌日、エネルギーがでないかもしれないですね。
長期的な継続を考える時、燃え尽きてしまったら継続は難しいです。
ちょっとずつ勘違いさせることが味噌です。
「ああ、自分は、これくらいのことができる人だと。あの疲れていた時でさえ、これくらいはできたから、今日は調子がいいからこれくらいはできるな」と自分で目安をつけることができますね。
自分をおだてて、自分はできる子だと思い込ませていく。
もう一人の自分を、今の自分が客観的に見て、おだてながら育てるイメージです。
不思議なことに、自分はできる子だと思うことで、本当にそうなってくることがあります。
できないと思っているからできないわけで、勘違いでも良いから、自分はできる子だと思い込んで、そういう人間に自分を作り上げてしまうこと。
だまされたと思って試してみてください!(笑)
限界を少しずつ突破する・まとめ
日本語を母国語として使う日本人でも、完璧に日本語をあやつることができないように、語学学習というものは、終わりの見えない長い戦いであり、永遠に完璧にならないものだと思います。
そのような中で、モチベーションを維持し、小さな積み重ねとなる練習を継続することが大切ではないかと考えます。
私も毎日、努力を続けていきたいと思っていますので、同じ英語学習者の仲間の皆さんにも、諦めず、へこたれず、そして無理しすぎないように、末永く頑張ってほしいと思います。