英文法やリーディング、単語の暗記は、何となく勉強のやり方がわかるのだけれども、英作文はどうやって勉強したら良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
私は通訳ガイドなので、仕事の準備をする時は、日本語から英語へ英作文として書き出すこと、そしてそれを頭の中に入れて、自分の口からスラスラと説明できるように練習することがよくあります。
今回は、その英作文を暗記するための地道な練習方法が、英語学習者、特に英作文を覚えたいと思っている人のお役に立てばと思ったので1例としてご紹介したいと思います。
英作文の勉強方法の難しさとは?
英作文の勉強方法がやりにくい理由は、答えが合っているかどうか、自分で採点できないという点ではないかと思います。
もし可能なら、英語ネイティブの先生に添削をしてもらった英作文を、アウトプットしながら覚えていくという方法が理想的です。
しかし、英会話スクールに通っていたり、オンライン英会話を受講していない限り、なかなかそのような機会はないと思います。
また、ネイティブスピーカーに見てもらったとしても、自分が伝えたい日本語が正確に英語になって伝わっているのかどうかは、日本語と英語が両方よくわかる人に見てもらわないと確認は難しいと思います。
ここでは、英作文の問題を解いた後、模範解答を参考に自己添削をして、あなたが「この英文を覚えたい!」と思った英文をどのように覚えていくかという、復習のやり方を中心にご紹介しています。
英作文の復習方法
具体的な英作文の復習方法について、自分の経験を元にまとめてみました。
復習の時間をスケジュールに組み込む!
英作文を書く時間、書いたものを模範解答を参考にして、添削して書き直す時間を設けることは最も大事です。
そして、忘れがちなことは、復習の時間をスケジュールに組み込んで、あらかじめ時間を設けるということです。
英作文を書いて、添削をすることは、インプットの時間になります。
しかし、インプットだけで記憶に定着させることができる人は、まれだと思います。
普通の人は、アウトプットの復習時間を設けて、くり返し復習することが、記憶の定着のためには必ず必要になるので、忘れずに復習時間を予定に組み込んでしまうことが良いと思います。
手、目、耳、口をフルに使う
タイピングでワードやエクセルに英作文ノートを作成していく人もいると思います。
私も時と場合によって、ノートではなく、エクセルやワードで作成することがあります。
ただ、何かを暗記したい時、手書きをすることで記憶に定着しやすいと言われていますので、けっこうおすすめです。
手でノートに書き、目で見て覚え、口で言ってみて、録音した音声を聞く。
全ての感覚を使って、くり返し練習していくことで、より早く効率よく記憶に定着すると思います。
人によって覚える方法は異なると思いますが、私は全ての感覚をフルに使うようにして工夫しています。
録音→すき間時間にクイックレスポンス
なかなか覚えにくい長い英文もあると思います。
そういう英文に関しては、丸暗記をせずに、単語やフレーズだけを覚えるようにするというのも1つの効率よい方法です。
どうしても覚えたい英文に関しては、私は自分の声で、録音して何回も聞いて覚えています。
録音すると、自分の発音の不正確さをチェックすることができます。
クイックレスポンスというのは、通訳訓練の1つで、例えば、日本語の直後に、それにふさわしい英語を即答で言うという方法です
録音する時に、日本語を吹き込み、クイックレスポンスの時間(無言の数秒)を設けて、その後に正しい英文を録音します。
この音声を作っておけば、すき間時間を利用して、1人でクイックレスポンスによる英文暗記訓練ができるようになります。
インプットもアウトプットも1人でできますので、私はよくやっています。
ゲーム性を取り入れて楽しく復習
復習はダラダラやっていると、とてつもない時間がかかってしまったりするので、ゲーム性を取り入れることも有効です。
「15分集中タイム!」と決めて、タイマーをセットして、15分内でどれだけの英文をアウトプットできるかにチャレンジしてみても良いですね。
また、時には、「このページまで覚えることができたら、チョコレートのご褒美を自分に与える!」と報酬を作っても楽しいと思います。
今から何分で10個覚えられるか、お友達と競争してもいいかもしれません。
ライバルと一緒に、クイックレスポンスの特訓をしても良いでしょう。
楽しくなければ続けることが難しくなりますので、自分なりにいろいろな工夫をして、楽しく復習を続けられるようにしてみましょう。
英作文の復習方法・まとめ
今回は、英作文の復習方法を紹介しました。
英作文を作成することは大切ですが、添削を終えた後に、しっかり復習をしなければ自分の実力になりませんね。
より実践的な英語力を身につけるための復習方法の1例を紹介しましたが、もっと良い方法があれば、ぜひ教えてください!
お互いに語学学習、ますます頑張っていきましょう!