何かを継続できる人とできない人の差というものは、ほんのわずかな差なのではないかと思っています。
私は英語に関してはスキルアップを継続してきたと自負していますが、その他の分野においても、何か新しいことをスキルアップしたい時、コツコツ毎日継続する方法は役立つのではないかと思いましたので、まとめてみました。
スキルアップするには継続が近道
何かを一つスキルアップしたことがある経験からですが、早くスキルアップするには、継続することが一番の近道なのではないかといつも思っています。
私の場合は英語のスキルアップを継続してきたと自負しているのですが、そんな継続のコツを利用して、新しい別のスキルも早く上達できるのではないかと思っています。
否定しない・されない環境
スキルアップに快適な環境が整っていると継続しやすいですね。
経験からしか言えませんが、何かやろうとしている時に、周りの人に否定されると、一気にやる気が衰えます。
「そんなことやっても意味ないよ!」
「そのことに費やす時間無駄じゃない?」
このようなことを言われてしまうと、自分ではそうではないと思いながらもやはり快くはありません。
それよりは、
「なんか、上達したね!」
「これなら近いうちに人に自慢できるね」
などと、言われたり、また、口を出さずに優しく見守ってくれた方が楽しく続きますね。
人任せだけではなく、自分自身への声がけも大事ではないかと思います。
「ああ、難しい。練習が単調でつまらない。」
「眠い。今日は練習ちょっと休もう。」
このような言葉で自分に話しかけてしまうと、翌日も暗い気分が続いてしまうかもしれません。
「これができるようになったら、次はこれにチャレンジ!」
「眠いけど、ちょっとだけ練習してから寝よう」
こちらの言葉がけの方が、楽しく続いたりします。
誰も褒めてくれなくても、自分は自分のことをしっかり信じて褒めていくと良いと思います。
辛抱強く努力する自分と、辛抱強く見守る人、このような環境が作り出せると良いですね。
目指す人、目指す自分像(自分のイメージ)を忘れない
身近に自分が磨きたいスキルについて教えてくれる人がいたりすると最高ですね。
お金をかけられるのであれば、レッスンに通ったり、師匠を見つけて弟子入りするなどが理想です。
でも、お金もないし独学で何とかしようと思うならば、あこがれの人を1人設定することがおすすめです。
あんな人に将来なりたいなあ。
あの人のあのスキルのレベルにたどり着きたいなあ。
そんな像と自分を重ねて、到底追いつけない、遥かに理想像と自分の現実はかけ離れているのだけれども、勝手にイメージするのは自由ですから。
自信満々でスキルアップしている自分を勝手にイメージしてそうなっていると思い込むのです。
小さな山を1つずつ越える
小さな小さな目標を作って、とにかく、案ずるより産むが易し。
つべこべ言い訳せず、やってみる!
もう、ひたすら行動あるのみ!
何回かぶち当たれば小さな山は越えられるものです。
一気に高い山に登るのは無理でも、小さな山でとにかく基礎練習を続けましょう。
小さな山は、大きな山と違って、簡単に到達できるものです。
反復練習してもどうしても越えられない場合は人の協力を得るなど、その1点に集中して取り組むことで乗り越えられると思います。
必ずやってくるのが停滞期。そんな時どう考えるか?
何かのスキルアップを阻むものが、停滞期ですね。
これは絶対やってくるものだと最初から想定しておいたら良いと思います。
どんなことを続けようとしても阻んでくるものだと。
ダイエット、資格試験の勉強、恋愛、スポーツ、語学学習、営業成績、家事や育児へのモチベーション、などなど。
そういうものなのだと思います。
私は停滞期が無い方がおかしい、と考えることにしています。
何回練習してもうまくいかない
上達が感じられない
結果が出ない
理想とは逆の結果が出た
何となくやる気が出ない
こんな状態が続くと、最初はギラギラみなぎっていた情熱はどこへやら。
しかし、必ずやってくる停滞期に、気持ちが停滞するわけなのですが、ここが、続けるかストップするかの一番の分かれ道なのではないかと思うのです。
停滞期がやってきたら、次のように考えると良いと思います。
「やっぱり来ましたね!停滞期。」
「今、自分が試されている時ですね。」
「成長している証しだ!」
「前に進むから壁にぶつかる。止まっていたら壁には出会わない。」
1日休むと一気に退化・過去の努力が無駄になる
いろいろと継続することに失敗してきた経験から、毎日継続することをおすすめする理由は、1日休むと過去に積み上げた努力が無駄になりもったいないと思うことです。
例えば、ずーっと積み上げてきた、毎日練習してきたことを1日休むと、取り戻すのが大変。
英語学習の例でいえば、1日何もしない日を挟んでしまうと、その翌日も何となく調子が出なかったり、エンジンがかかるまでに時間がかかったり。
習慣化されてしまえば、着々と、淡々とできる作業やスキルアップのための練習も、1日何もしない日を挟むことで効率が下がります。
私は、毎日続けることで、効率がどんどん上がると感じるのです。
前日のことは比較的すぐに頭も体も覚えていますが、少しでもブランクが空くと感覚を取り戻すのに倍以上時間がかかる感触があります。
1晩寝ると、頭の中が整理されますので、前の日のことを随分忘れていたりしますが、前の日にやったことや覚えたことは身体で覚えているものです。
2晩寝ると、2日前のことは本当に取り戻すのが大変です。
自分で試してみると実感できると思いますので、トライ&エラーでいろいろ自分に合う方法を探ってみてください。
情熱を持ち続けるための工夫をする
継続のコツの、もうひとつ大事な点は、少しの情熱を維持することだと思います。
「熱しやすく冷めやすい」のが一番続かない悪い例なので、その逆で、ぬるくていいから細く長く情熱を維持する工夫をするという方法です。
ダイエットであれば、
「今月末までに、3kg減らす!」
とカレンダーに目標体重を書いて毎日眺めていても、そのうち必ず停滞期がやってきますから、理想と現実のギャップにショックを受け簡単に挫折してしまいます。
それよりは、
「いつもテレビを見ていた時間のうち、たった30分を毎日楽しいウォーキングの時間にする!」
という目標にして、ウオーキングができたらカレンダーに印をつけて継続することが、長期的に健康やダイエットの良い結果につながると思います。
時間は作るもの・ひねり出せば時間は見つかる
時間がないからスキルアップができないという人はたくさんいると思います。
そんなこと言ってたら、いつまでたってもスキルアップは無理です。
時間は作るもの、ひねり出すもの、工夫すれば見つかるもの、だと考えます。
1日24時間、仕事が8時間として、睡眠8時間。
残り8時間あります。
例えば、毎日1時間をひねり出してスキルアップに費やすことで、1年後は違う未来に到達しているのではないでしょうか。
スキルアップの時間に充てられそうな時間の例
通勤や通学などの移動時間
スマホをいじっている時間
テレビやネットの時間
ダラダラおしゃべりする時間
山を越えると見える世界が変わりもっと楽しくなる
山を登ると、少しずつ、景色が変わっていくように、スキルアップをすると見える景色が徐々に変わっていく実感がつきます。
例えば、語学学習であれば、これまで聞き取れなかった英語がリスニングの練習を重ねることで、これまで聞き取れなかったことまではっきりと聞き取れるようになった瞬間に違う世界に来たような感覚を覚えました。
別の例では、趣味のギターで、難しいと言われるコードが1つ弾けるようになったことで、弾ける曲が数倍に増えるという経験もしました。
スキルアップすると、楽しいことが増えます。
できることが増えることはとても楽しいことだと思います。
辛抱して忍耐強く練習したり、工夫しながら続けることで、違う世界が見えるようになると思います。
継続するコツ・まとめ
私の場合は、英語のスキルアップに毎日時間を費やしてきたわけですが、1つスキルアップをした経験をすると、別のスキルを身につけることもチャレンジしてみたくなります。
「私ならきっとやれる気がする」という自信も一緒に手に入れたのかもしれません。
本来、何かを学ぶこと、何か新しいことができるようになることは楽しいことだと思います。
その学びの過程では地道な作業があったり、退屈なくり返しや乗り越えにくい山などあったりすると思うのですが、良いセルフイメージを維持して、辛抱強く毎日続けていくことが一番の近道だと思います。